RPGゲーマーへの祝福-Undertaleの感想

 最近PS4買ってからゲーム色々やってますね。Undertaleをやってめちゃくちゃ面白かったので感想も少しだけ書いておきます。ネタバレなしで遊んで欲しいので感想というより紹介、もしくは布教に近いかも。PS4に限らず switchやSteamとかvitaでもできるので是非ご検討ください。あ、ちなみにまだすべてやりこんでいるわけではないので悪しからず(そのうち最後までやりたい)

 ゲームの雰囲気は昔ながらの、というより昔のコマンドRPGという感じです。有名なところでいうとスーファミのころくらいのドラクエ、知ってる限りで一番近いのはMOTHERかなあ(やったことないですが)。実は実際のゲーム内容はイメージされるようなコマンドRPGじゃなかったりするけどそれもまた楽しい。

 音楽もレトロなファミコン風なんだけどこっちの出来もすごくいい。現実世界にいるプレイヤーとゲームの中のあまりにもかけ離れた世界をつなぐものとしての役割をしっかり果たしている。

 これまでコンシューマーゲームをやってこなくてこのゲーム単体で遊んで面白いかというと、ストーリーは楽しめるかもしれないけれど、真に楽しめるかどうかというと微妙かもしれない。これまでの様々なゲームを俯瞰して見つめてそれを踏まえた文脈から生み出されたメタ的な要素が多いのがこのゲームの魅力だと思う。今はコンシューマーゲームから離れていたとしてもこれまでゲームをやってきた人が最高に楽しめるゲームになっている。

 最近の大作ばかり出されるゲームへのアンチテーゼともとらえられる部分もとても多いと思っている。全然リアルではない画面、ボイスなし、簡単すぎるトロフィーコンプ、「誰も死ななくていいやさいしいRPG」というコンセプト、などなど。それでいてめちゃくちゃ面白いゲームになっているのが本当に驚くべきことだしゲームを作るわけで花入れども勉強になるなあとまで思ってしまった。

 最後に、このゲームはもとは英語だったのを日本語に訳しているわけだけどその訳が本当に巧い。このゲームは文字の力もフルに生かした内容になっていると感じられるしそれを全く違和感なく素敵な日本語版を提供してくれたことも本当に感謝感謝。