2021年になって初めてアイシールド21を読んだオタク

ネタバレのある感想しか書けなかったし思いついたままにダラダラ書いたよ許して

 

 

 

シンプルに熱いシーンが多すぎる

天才阿含を振り切るために1年努力して0.1秒を削り出した蛭魔のシーンとか、もうここしか無いって場面で満を持して放たれる60ヤードマグナムとか、なんかこれが来たら一番熱い、だからこのシーンが来る!みたいな確信と信頼を持って読めるからとっても楽しかった。

 

選手の生き方とプレーが一貫しているの胸熱すぎる

例を上げるとキリがないけど、

・何年も待って桜庭と出会った高見先輩がアメリカ線の重要な場面で満を持してパスを決める

・泥門でクリスマスボールという遠い目標を本気で目指す蛭魔が試合でも少しでも先にたどり着くためにどんな作戦でも使う

とかとか、プレーと生き方の両面でキャラの魅力が補完されていくので好きになるキャラクターが沢山できました。似たような話で、プレイングで人柄が存分に出てくるから試合後の数コマとかで選手とマネージャーのカップリングが納得行く形で成立しちゃうのもニコニコしながら読めました。皆さんはどのカップリングが好きですか?

 

 

その他好きなシーンなど

 

帝黒戦前のマンツーマン練習

泥門が帝黒戦前に関東の選手とマンツーマンで特訓をするシーンがあって、その相手を見ると、個々の力で勝っている選手がほぼいないように見える。それでも勝ち上がってきたことに気がつく地味に好きなシーンです。

 

峨王くんのはなし

まあ賛否両論というか苦手だと思う人も多いキャラだとは思うけど、円子くんがどんなことをしてでもクリスマスボウルに出てそして勝つという目標を体現したキャラだと思ったら説得力ありすぎてなるほどなあと思った。読者にまで嫌われてでも掴みたいものがあると言われたらそうと言うしかねえ。あと円子くんの話も踏まえた上でのアメリカ戦の彼の話はめちゃくちゃかっこいいと思った。

 

謎のミイラ男の話

 露骨に雲水くんだと思わせてからの葉柱くん。フィールドにいることの意味を問い続けてきたこの作品の最後の最後でフィールドに立たなかった男の話をするのはすげえなあって思いました。足掻いた末に何かを掴む物語でもあったけど足掻くことそのものにも意味があるということも感じさせてくれるシーンでした。