美術館初見攻略 その2 立ち回り編

前回は行く美術館の選び方みたいな話をしたので、今回は美術館行って何すんの?っていう話でもしようかなと思います

1.展示リストを確保する

大体の展覧会で展示作品の題名や作者、所蔵館などがリストになっている紙があると思うのでそれを確保するのがおすすめです。見返したりいいなと思った作品にチェックを入れておいたりできるので便利です。最近だと感染症対策もかねて置いておかないで学芸員さんに言ってもらうパターンなどもあるので注意です。

2.音声ガイドをどうするか

音声ガイドをどうするかは正直なところそれぞれにお任せという感じがします。声を聴きながら作品鑑賞できるか、誰かと一緒に行っているかどうか、ナレーターの人のファンかどうか、いろんな点を考慮して決めるのがいいと思います。無いと理解できないということはあまり無いかもしれないですが、ちょっと見てみてさっぱりわかりそうに無いから音声ガイドを借りるという経験も何度かあるのでそういうやり方でもいいかもしれません。

3.作品を見る

さて鑑賞するかとなったときに作品を前にしてまずどこに目をやりますか?結構多いパターンが作品に少しだけ目をやって解説が書いてあるプレート(キャプション)を読むという流れなんじゃないかなと思います。ぼくもよくやるしそれも良いと思うんですが、解説に引っ張られて自分の感想が出にくい時があるんですよね。

 ぼくのおすすめは作品をまずある程度眺めて自分なりの解釈であったり情報であったりを予想してから解説に目をやる流れです。予想することで色々な発見があると思います。作者を予想していくうちにその作者の作品の共通点に気がついたり、制作年を見て同じ作者の変化を見つけたり、他の芸術の流れの影響を感じたりできると思います。サッパリ分からないように思えた抽象画でもタイトルから明るい光景なのか暗い光景なのかを確認できたらといったこともできるかなと思います。

4.できれば会場を2周以上する

一度見終わった後に、早足でもいいのでもう一周ひと通り作品を見直すのはとてもおすすめです。他の作品を見た後で見え方が変わる作品や展覧会全体を見て見えてくる流れがあると思うのでとても楽しいです。僕の場合1周目1時間くらいだとすると2周目はだいたい10〜15分で終わるのでほとんどの展示で2周目も回ってます。

5.ミュージアムショップ

あれを買った方がいいとかは特に無いので欲望の赴くままに買うのがいいかと思います。図録買いすぎると本棚がパンクするのでそこは悩みどころ。でも画集だと5000円越えとかザラにあるけど図録だとだいたい3000円以内で済むのでお得だと言えないこともないのでそこも悩みどころ…

 

こんなところでしょうか、かなり主観が入っていますが参考になれば幸いです。