アベンジャーズ/エンドゲーム感想!

さて、1週間で20本のMCU作品を見てたどり着きましたエンドゲーム。

感想を書くとはいったものの、サービスシーンが盛りだくさんでいちいち語っていたらきりがないので特に心に残ったシーンについて少しだけ書きたいと思います。アベンジャーズアセンブルとかわざわざ語らずともいいよね??

 

・サノスの目的とアベンジャーズの目的の対称性の美しさ

サノスは全生命を半分にする目的にしてもアベンジャーズが全員守りたいという目的にしてもそれぞれの信念があるところがこの作品い深みをもたらしていると思います。

正直どちらが正しいかっていう結論を出すのは難しい気もするんですが、細かい議論をせずに戦うのこのシリーズらしくて良いかと思います。

今作の裏テーマは「家族」な気がします。血の繋がりだけじゃない一緒に暮らしている人たちの繋がりや共同体の形を強く意識させられました。つながりが強いからこそ残される側と残す側が強く印象に残るようになっていると思いました。

 

・冒頭のクリントのシーン

突然家族が消えてしまうことで普通に過ごしている人たちにとってアベンジャーズはひそかに平和を守っていることが実感できる貴重なシーンな気がしました。

 

・過去作を思い出すシーンの素敵さ

キャプテンアメリカがストライカーズと一緒にエレベーターに乗り込むシーンはウィンターソルジャーを思い出すものになっていたり、ガーディアンズ1の冒頭を思い出させる昔のクイルとかそのままだったりアレンジされてきたりといった感じが素敵でした。だいたいのシーンが記憶にあるだけにいちいち楽しかったです。

 

キャプテンアメリカの良さ

 どのキャラも良いのは前提として、今作は特にキャプテンアメリカがすごく良かったと思います。これまでの作品だと武器やスタイルからどちらかというとちょっと地味、というか超人っぽくない戦い方を強いられていたり、裏工作とか逃げ回るとかなんか損な役回りが多かったりなきがします。それから恋愛についても2作目以降はぼんやり語られるばっかりで、ロマンス展開多めなこのシリーズからするとちょっと物寂しいと思っていた人も多いんじゃないでしょうか。

 それを今作ガンガン解決していったのがうれしかったです。特にソーのハンマーを持てるようになるシーン、それだけでもすごくいいんですが、その後過去のソーに返すための伏線にもなっているのがすごく上手いなって思いました。帰ってこなかったのなんで?と一瞬思いましたがすぐ納得しました。二人のシーンいらないんじゃないかって思うくらい年老いたロジャースのセリフに重みがあって素敵でした。

 

・戦闘のラスト、スタークがストレンジに目をやって、ストレンジが指を1本立てるシーン。

インフィニティーウォーではストレンジから「勝つ未来は1400万に1つ」ということが語られていて、そのシーンの前にもスタークはこの未来が正しいのか聞いて、ストレンジは明言を避ける。そして迎えたこのシーン。最後にスタークは自分の運命、役割を悟ってストレンジに無言で確認してストレンジもそれに無言で応える。無言のシーンは珍しいだけに印象に残るシーンでした。