2019年の各ジャンルベストを決めてみた

2019年の振り返りとして去年触れたコンテンツで一番印象に残ったものをご紹介。

 

ゲーム 

隻狼

年末にはポケモンもあってそっちも現在進行形で楽しいんですが隻狼は今まで遊んできたゲームという括りの中でもトップクラスに楽しいゲームでした。何度も倒されながら敵のいる高みへ目指していく過程は本当に得難い体験です。学習することで上達というコンセプトをこんなにも上手く、そして楽しく作れるのかと感動すら覚えました。

 

本 

岡崎乾二郎『抽象の力』

芸術、特に絵画と聞くと抽象画をイメージする方も多い気がします。抽象画はわけわからん、落書きじゃないのかとか思われがちなわけですが、そんな絵が描かれるに至るのにも理由があるんですよね。この本は日本人の抽象画作品を中心に解説してる本で、値段も内容もなかなか気合いが必要なものになっているけどとても面白かったです。正直内容を全部理解しきれたかというとなかなかきついんですが、抽象画や芸術品全般を見る際の大きなヒントになったと思います。

 

映画 

ガーディアンズオブザギャラクシー

MCU全作品みるということを敢行したなか一番お気に入りのこの作品に。まさにスペースオペラという感じのにぎやかで陽気な作品ながらアウトローというか弱い立場にある人への温かい眼差しも印象的な単独でも楽しめる作品でした。

 

アニメ

KING OF PRISM -Shiny Seven Stars

音楽とショーと物語の一体感が本当に素晴らしい作品。登場人物ひとりひとりが悩みと向き合い内省して乗り越えていく過程はもはや神話に近い。自分と向き合い殻を破るための表現としてとても完成された表現だと思う。

 

漫画

猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』

ファッションモデルとデザイナーの2人を軸にした物語。本当に死ぬ気で努力した上で、才能やセンス、体型がモノを言う業界の厳しさも描かれる。そんなことは百も承知の登場人物達の工夫と成果をぜひ見て欲しいと思います。

 

美術展

没後90年記念 岸田劉生展 - 東京ステーションギャラリー

岸田劉生は不気味な麗子像が有名な画家ではあるけどそれ以外にも風景画、静物画など多彩な作品を残した画家なんです。近代日本画家の代表選手として彼の回顧展は何度も開催されています。そんな中で人生と共に変化する作品を見つめる構成はオーソドックスなものと言えるけど、非常に見る価値があるものでした。

 

 異論だらけだと思うのでそんときはまあ教えてくだされば。ではまた来年。