角川の本が7000冊無料????オススメ紹介するよ!

角川が7000冊無料とかいうやべえ事をやっているらしいですね。

bookwalker.jp

12/2までの期間限定だけど何読んでいいかわからないという方にオススメを何冊かご紹介しましょう!紹介順はオススメ順ではなく思いついた順なのでヨロシクです。

 

冲方丁天地明察

冲方丁の描く歴史小説…とここまで読んで歴史小説に抵抗があっていいやってなった人もまあ聞いてくれ。歴史小説には違いないんだけど、この話は江戸時代の碁打ち渋川春海の計算とか改暦の話で、とってもサイエンスチックな要素があるのも魅力なんですよ。そして物語もメチャクチャ熱い!挫折を乗り越えて果たして計算どおりに日蝕月蝕が起こるのか!手に汗握る計算結果を確かめてくれ!数学嫌いな人でも数式の理解とかは求められないのでぜひ読んでもらいたい。でも上下巻で少し長いので期間にご注意を。

 

森見登美彦『四畳半神話体系』

アニメも名作なこの短編集。四畳半に住む主人公はどのサークルに入れば大学デビューに成功できるのか?をそれぞれのサークルや団体に入った場合で書いていく短編。森見ワールド全開だし森見さん知らない人がとりあえず1話だけ読んでみるのもオススメ。

 

森見登美彦走れメロス 他』

これも森見さんだけど。日本文学の名作を森見ワールドでパロディにした短編集。原作知ってるとより楽しめるネタがあったりしながらそこからの脱線具合が楽しいので知ってる作品のものだけでもどうぞ。

 

恒川光太郎『夜市』

角川ホラーからもご紹介。ホラーといいつつ怖いとか嫌な気分になるってタイプの話ではないのがポイント。なんでも売っている露天市場(本当にあらゆるものが売っているし店員は明らかに普通の人間ではない。というか人間ではない。)に迷い込んでしまった兄弟に待っている運命とは。設定だけ聞くとよくありそうだけど描写が上手くてとにかく幻想的な雰囲気で涼しい風に当たったみたいな気分が味わえる素敵な中編。

 

飴村行「粘膜シリーズ」

打って変わってこっちのホラーはメチャクチャ。怖いというか気持ち悪い、ホントに気持ち悪い。グロテスクなものをありえないほどイキイキと書いてくる。やべえやべえ言いながらシリーズ結構読んでしまっている。

 

柳広司ジョーカーゲーム

これもアニメご存知の方いるのでは。旧日本軍のスパイを描いた短編集。よくあるドタバタしたスパイ劇ではなく、綿密に計画され何事もなかったかのように仕事を終えるスパイの格好良さと伏線回収が本当に爽快。続編も無料で読めます。

 

伊坂幸太郎グラスホッパー

正直伊坂さんの作品の中で特別好きというわけではないのですが面白いことに違いないのでご紹介。殺し屋たちの軽妙なトークと伊坂さんらしいお洒落で楽しい伏線回収が魅力的。続編のマリアビートルがかなり好きなのでその準備としてもオススメっす。

 

桜庭一樹GOSICK -ゴシック-』

お嬢様とそれに振り回される男の子って感じのミステリーゴシック小説。王道といえば王道の設定なわけだけどキャラもストーリーもよくできてるから楽しく読める。

 

二村ヒトシ金田淳子、岡田育『オトコのカラダはキモチいい』

BLを中心に男性の性について語りつくす1冊。読んでる途中なので全体は把握してないけど、BLマンガのぼかしの入れ方とか腐女子の方々の意識調査とかめちゃくちゃ興味深い話がたくさんあるのでそっちの趣味が無くても楽しい。

 

抜けてる名作はもちろんゴロゴロあると思いますがこんな感じです。ざっと確認しただけなので無料じゃないやつとかあるかもしれないけど参考にしてください。